【THE ATHLETE】ヴェラスケスが王座陥落、高地への対応が明暗を分ける | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE ATHLETE】ヴェラスケスが王座陥落、高地への対応が明暗を分ける

オピニオン コラム
ケイン・ヴェラスケス 参考画像
ケイン・ヴェラスケス 参考画像 全 5 枚 拡大写真
総合格闘技イベントUFC188が6月13日にメキシコのメキシコシティで開催され、正規王者ケイン・ヴェラスケスと暫定王者ファブリシオ・ヴェウドゥムによるヘビー級王座統一戦が行われた。試合は3ラウンド2分13秒、ヴェウドゥムがフロントチョークで1本勝ちを収めている。

並み居る強豪を抑えヘビー級では頭ひとつ抜けた存在と目されたヴェラスケス。しかし怪我により1年7ヶ月オクタゴンから離れていた。今回は復帰戦であり3度目の防衛戦、かつ王座統一戦と様々なものが重なる試合だった。






■試合は第1ラウンドから激しいものに

自身のルーツでもあるメキシコで華々しく復活を遂げたいヴェラスケスは、1ラウンド序盤からパンチを振り回し積極的に前へ。ヴェウドゥムのヒザ蹴りをキャッチするとテイクダウンに成功した。

サイドについたヴェラスケスだが、柔術ではヴェウドゥムに一日の長がある。寝技を警戒し深追いはしない。ヴェラスケスは残り46秒で蹴り足をキャッチし倒すが、ヴェウドゥムが下からの三角絞めを狙うような動き見せると、ここもすぐに離れて立たせた。

【次ページ 2ラウンドで早くも失速したヴェラスケス】
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《岩藤健》

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