ツール・ド・フランス出場を目指して新城幸也がルート・デュ・シュド参戦
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前週に行われた4日間のステージレース、ブクルドラマイエンヌを無事に完走し、肩甲骨の陥没骨折という怪我から40日でレース復帰を果たした新城だが、ツール・ド・フランスまでに残されたレースは日からのルート・デュ・シュドのみとなり、メンバー入りをかけた最後のレースとなる。
現在、ヨーロッパカーのツール・ド・フランス出場メンバーは、9枠のうち5選手が内定していて、新城は残る4枠に入る必要がある。確定している5選手はトマ・ボクレール、ピエール・ローラン、ブライアン・コカー、セリル・ゴチエ、ロマン・シカール。
新城にとってルート・デュ・シュドはこれまでも何度も上位入賞経験があるレース。2014年は最終ステージに逃げ、ラスト200mで惜しくも集団に飲み込まれるというレースをするなど、相性がいい。
しかし、2015年はツール・ド・フランスがコースの一部を通過するということもあり、5月にジロ・デ・イタリアを制したアルベルト・コンタドールをはじめ、ナイロ・キンタナらツール・ド・フランスの総合優勝を狙う選手たちも顔をそろえ、例年以上に厳しいレースとなることが予想される。
新城はチームよりも1日早く現地入りし、前日にツール・ド・フランスのコースの山岳区間となるツールマレー峠などで自主合宿を行って調整した。
「怪我をして以来、久しぶりの峠を上った。でも、感触はいい」と新城。
「自分がツール・ド・フランスのメンバーに選んでもらうためには区間優勝しかないだろう。毎日がワンデーレースのつもりで走る。しかし、エーススプリンターのブライアン・コカをスプリントステージではしっかりアシストすることも大切な仕事だと思っている」
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