【ウォッチ】世界に通用するライフセーバーを育てたオーストラリア
スポーツ
まとめ
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●ライフセービングの歴史
日本でのライフセービングは今から60年ほど前、日本赤十字が水上安全法の指導をスタートしたのが最初。その後オーストラリアから学び今のライフセービングへとつながります。2011年3月の東日本大震災の際には、多くのライフセーバーがボランティア活動を行いました。
オーストラリアのライフセービングは、今から約120年前にイギリスで設立されたと言われるロイヤル・ライフセービング協会(RLSS)がベース。その数年後にRLSSがオーストラリアに支部を作ったのが第1号でした。
その後、ビーチでのライフセービングを中心としたサーフ・ライフセービング・オーストラリアが設立。前者のRLSSは、海だけではなくプールも含めたすべてのライフセービングです。ふたつの団体が並行してオーストラリアのライフセービングのスタイルを築きます。現在では、オーストラリアのライフセービングは世界でも高いレベルと言われています。
●ライフセービングの目的
オーストラリアのライフセービングはライフセーバーを育成だけにはとどまりません。協会は、家庭や学校、子どもたちを監視するすべての大人にライフセービングの基礎を伝えることも目的のひとつとなっています。協会のウェブサイトでは、一般にも読みやすいように多くの情報が載っているのが特徴となっています。
●オーストラリアの目指すゴールは
オーストラリアでは、2012年~2020年の8年間で水中での事故を50%減少させることが現在の目標。このゴールに向けて、ライフセービングは重要なポジションにあると言えます。競技を通してひとりでも多くの選手がスキルを上げることで、ひとりでも多くの人命救助に繋がるという目的のあるスポーツです。
●ライフセービングがオーストラリアで広まった理由
オーストラリア大陸は内陸が砂漠のために生活拠点はほとんどが海岸沿いということもあり、海や川でのスポーツが盛んなこと。海などの事故から守る意味でライフセービングが広まったのではないでしょうか。
オーストラリアン・マスターズゲームでのプール・ライフセービング競技は、10月10日に市営プールで行わます。
《Australia Photographer Asami SAKURA》
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