「世界選手権で全種目金メダルを獲る。恐らく個人、シンクロ、団体と全部出場すると思いますが、金メダルというのはすごい難しい。現実的には難しいかもしれないですけど、そこは常に口にしていきたいです。狙えないことでもないと思う」
伊藤はトランポリンの練習を東京・赤羽のナショナルトレーニングセンターで週に4~5日行っている。跳ぶ練習は1日に1時間半~2時間ほどだ。また週に2回、PNFというリハビリ系のトレーニングを実施している。腹筋や背筋は毎日鍛えている。
このインタビューの前に、伊藤がウエア関連のサポートを受けているナイキによるイベント「NIKE TRAINING SESSION」が開催されている。そのトークショーで、トランポリンに使う筋肉について答えている。
「(トランポリンは競技として)日本に入ってきた期間が短いので、これっていうトレーニング方法がまだ確率されていません。トランポリンを跳ぶこと自体がトレーニングになる。見た目はただ跳んでるように見えるけど、ずっと体に力を入れていないと高さはでないし、体幹も負けちゃうと重力に潰されてしまう。それによってケガとかもしやすくなるので、見た目以上にハード。跳ぶことに全身の筋肉を使う。下に踏み込む力と、上に上がるトランポリンを抑える力が必要です」

2011年の世界選手権、男子個人で銅メダルを獲得
想像以上のハードさがうかがえるトランポリン。実際にやってみるとよりスゴさがわかるため、トランポランド(東京・板橋、埼玉・新座)など体験できる場所に行ってみるといい。
「そういったところから(トランポリンに)触れて、だんだん競技としての面白みを感じてくれたらクラブに行くとか。トランポリンは見た目は簡単そうに跳んでいると思われがちですが、触れてみてこんなにもまっすぐ跳べないんだなっていうことから経験してもらいたいですね」
現在26歳の伊藤。選手として活動できる年齢は30歳前後あたりまでと言う。
「ぼくは東京五輪で31なので、そこが最後になるんじゃないかと何となく思います。リオと東京にすべてをぶつけたいと思います」
金メダルを目指す伊藤の言葉は力強かった。