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自転車購入の基準が価格から安全性に…自転車事故報道後の意識変化

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自転車購入の基準が価格から安全性に…自転車事故報道後の意識変化
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自転車の安全利用促進委員会は、自転車事故報道を受けての消費者意識実態調査を実施し、515名の回答を集計した。

まず、自転車製品事故に関するニュースを見て思ったことを調べると、“運転時の意識”としては、62.1%がルール・マナーを「守ろうと思った」と回答。道路交通法改正などを受け、意識が変化していることがわかった。“購入時の意識”としては、「選ぶ際に安全性に気をつけようと思った」(55.0%)、「安全基準(BAAマークなど)を意識しようと思った」(32.4%)が上位にランクイン。“乗車前の意識”には、「定期的にメンテナンスをしようと思った」(42.3%)などの回答があった。

次に、自転車に関する報道前後での意識変化を調査するため、どのようなことを意識して自転車を購入しているのかを尋ねた。報道前を振り返り、自転車の購入基準で最も重視する点を調べたところ、優先順位は“価格”(50.7%)、“安全性”(18.2%)、“デザイン”(13.2%)となった。しかし、現在最も意識する購入基準を調べると、“安全性”(61.9%)、“価格”(18.8%)と優先順位が変化。国による明確な安全基準が設けられていないことを知ることで、BAAマークをはじめとした“安全基準マーク”に対する注目が高まったと考えられる。

どのような場所で自転車を購入しているのかの実態調査では、消費者の半数以上が、自転車を“大型サイクルショップ”“街の自転車屋”以外で購入していることがわかった。“大型サイクルショップ”での購入者は25.6%、“街の自転車屋”の購入者は23.1%となっている。自転車専門店以外の場所としては、“ホームセンター”が21.4%。これらの自転車の専門家が常駐している施設以外の“インターネット”(6.0%)、“リサイクル店”(1.0%)で購入している消費者もいる。

今回の調査の結果、“ルールやマナーへの意識”だけでなく、“購入時の自転車の選び方”“普段のメンテナンス”についても消費者の注目が集まり始めていることがわかった。特に自転車の購入基準については、国による明確な安全基準が設けられていないこともあり、報道後にBAAマークをはじめとした“安全基準マーク”に対する注目度が大きく上昇している。

また、同委員会が以前行った調査では、タイヤの空気圧が低いだけで、ブレーキがかかりにくい、スムーズな走行がしにくいということが明らかになっている。車や歩行者と接触しそうになった場合には、30cmの制動距離の違いが事故になるかならないかの境目になるかもしれないため、普段のメンテナンスは、この30cmの違いを防ぐことにつながる。

《美坂柚木》

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