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【THE REAL】猶本光がなでしこジャパンに定着するために…東アジアカップで得た新たなテーマ

オピニオン コラム
猶本光 参考画像(2014年9月13日)
猶本光 参考画像(2014年9月13日) 全 9 枚 拡大写真
迎えた2014年シーズン。4連覇を目指すINAC神戸との開幕戦で2発のミドルシュートを決めて、逆転勝利に貢献した猶本は最終的に27試合に出場。レッズのリーグ制覇に大きく貢献し、自身初となるベストイレブンにも選出された。

なでしこジャパンにも初めて招集され、5月8日にキンチョウスタジアムで行われたニュージーランド代表との国際親善試合で初キャップを獲得。その後も5試合に出場した。

合計で272分間におよんだなでしこジャパンでのプレーに、しかし、猶本は満足していない。日本を発つ前には、2014年シーズンを振り返りながら決意を新たにしていた。

「去年はチャレンジというか、自分がどのようなサッカーをすればいいのか、と迷いながらプレーしていた部分がありました。今回の東アジアカップでもそうなったら、本当にもったいない。まずはしっかりと守備をしながら、積極的に攻撃にも参加していきたい」



アジア大会後はケガなどもあって、なでしこジャパンから遠ざかった。選外となった女子ワールドカップの全7試合をテレビ越しに観戦しながら、あらためてわかったことがある。

「いまの自分の力では、あの舞台には立てないと思いました」

ならば、何が足りないのか。猶本は偽らざる思いを明かした。

「全体のプレースピードが速いなかで、判断を含めたスピードの遅い自分があのなかに入っていったら…プレーや判断のスピードを上げる作業を、もっと高いレベルでやっていかなければいけない。ワールドカップの舞台に立ったことがないので想像することしかできませんけど、パスのスピードもそうですし、キックひとつにしても相手に読まれるそれではなく、ポンと出せるような感じで。もっといろいろな部分を変えていかなきゃと思いました」

【猶本光がなでしこジャパンに定着するために 続く】
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《藤江直人》

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