【高校野球】中京大中京のエース上野、五回までノーヒットピッチングも一発に泣く
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初戦は序盤に奪った大量リードを守れず、最終的には12得点で勝ったが、失点も10と不安を残す試合になった関東一。しかし、この試合は中京大中京打線を投手陣がよく抑え、ピンチは招くが得点を与えない。
野手も初回に満塁のピンチでオコエ瑠偉が好捕を見せるなど、高い集中力で守り切った。
だが打線は中京大中京の上野翔太郎投手の前に、五回までノーヒットに抑えられる。九回も4番の五十嵐滉希が凡退し、一死ランナーなしで長嶋は打席に向かった。
長嶋は初球をとらえ、打球はレフトポール際まで伸び、白球がスタンドへ吸い込まれる。予想外の一発に、打たれた上野もマウンド上でしばらく呆然とし動けなかった。
0-0の熱戦を終わらせたひと振りに「文字通り劇的な幕切れ」「今更ながら、高校野球って、せつない」「中京大中京のさよならホームラン打たれたピッチャーみてたら…涙でたよ」「たった1球で試合が終わってしまった。高校野球って残酷だな」など、これが一発勝負の怖さであり、高校野球の醍醐味といった意見が多く寄せられた。
勝った関東一の準々決勝は大会12日目、第4試合に決まった。
《岩藤健》
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