【格闘技】ジョンソンがフライ級王座7度目の防衛、ドッドソンを圧倒…UFC191
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
フライ級の中でも高い身体能力を誇る両者の対戦とあり、第1ラウンドから試合はめまぐるしく動く。王座奪取に燃えるドッドソンは距離を詰めるが、ジョンソンがバックステップで軽やかに離れる。
ジョンソンは右のパンチからタックルに行くが、ここはドッドソンに切られる。第1ラウンドはテイクダウンを狙うジョンソンと、させじとディフェンスするドッドソンの構図で過ぎていった。
第2ラウンドに入って先にテイクダウンを奪ったのはドッドソンだった。蹴り足をキャッチして倒す。パウンドでの追撃を試みるが、ここはジョンソンが腕十字に行こうかという構えを見せた。
ジョンソンにテイクダウンは許さなかったドッドソン。だが王者はプレッシャーを与え続ける。
第3ラウンドもテイクダウンしたいジョンソンと、させないドッドソンの攻防が展開される。ジョンソンは金網際で組みついた際、後ろ向きで右の回転エルボーを当てるトリッキーな戦い方を見せた。さらに左のフックでドッドソンをグラつかせる。
試合を通しタックルで押し込み続けたジョンソン。ついに尻餅をつかせるが、有利なポジションへ移行するには至らない。だが終了間際に飛びヒザを見せ、当たりは浅かったが会場を沸かせる。
第4ラウンドからはジョンソンの右パンチがよく当たるようになった。やや苦しそうな表情を見せるドッドソンに対し、まだスタミナは十分といった様子のジョンソン。
第5ラウンドに入るとジョンソンの優位は鮮明になった。金網際でドッドソンを高々と持ち上げ、テイクダウンを奪う。ドッドソンも素速く脱出するが、このラウンドはジョンソンの右パンチがよく決まるようになった。
ドッドソンが前へ出てくるところに合わせたカウンター、やや離れた間合いからステップしての右など、ジョンソンの拳が挑戦者の顔面を襲う。
最終ラウンドは完全にジョンソンのペースだった。一気に試合を決める期待もあったが、ドッドソンの打たれ強さもあり勝負は判定へ。結果は50-45のフルマークをつけたジャッジがひとり、あとのふたりも49-46でジョンソンの圧勝だった。
ランキング1位を一蹴したジョンソンに、「ジョンソン強すぎんよ」「あっという間の5R。やっぱジョンソン強いわ。人間じゃなくて機械だね。精密な!」「やはりジョンソンか。ジョンソン強いからな」「ジョンソンはこの内容で判定勝ちでも軽くブーイング出るのか。それだけの存在になったってことでもあるけど」「なんか神憑り的な強さになってるな」など、ファンも絶対王者ぶりを称えた。
2013年の初防衛戦で苦戦したドッドソンを完封し、成長力でも他の追随を許さないと感じさせたジョンソン。この階級では本当に戦う相手がいなくなってきた。
《岩藤健》
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