【小さな山旅】のんびり、川旅。
オピニオン
コラム

それならそれで、途端に自然が恋しくなるというもので、ならば山に登ればいいのだが、どうにも今年の夏の終わりは天候に恵まれず、絶好の山日和などを待っていたら、いつまで経っても山に登れない。
自然と接したい、でも山には登れない(登らない)。ならば、一体どうすればいいかと思案していると、とあるラーメン屋の主人から「カヌーに行かない?」とお声がかかった。
カヌーか、最近やってないし、たまにはいいかと思い、その誘いを受けることにした。
◆関東のカヌーのメッカ・那珂川
那珂川の水は「関東随一の清流」と称されるほどに、綺麗に澄んでいる。流域には自然の原風景が残っており、魚の数も多く、野鳥などの都市部では見かけることができない動物も棲息している。上流は国立公園に、中流は県立自然公園に指定され、この川でアウトドアを楽しむ人はとても多い。
バーベキュー、釣り、そして、カヌー(カヤック)。カヌーに関しては、「関東のカヌーのメッカ」などと呼ばれるほどに、カヌーイストに人気のあるスポットなのだ。
◆まだまだ楽しめる秋冬の那珂川カヌー
今回取材をさせて(遊ばせて)頂いたのが、この那珂川を拠点にアウトドア・アクティビティのガイドをしているストームフィールドガイド(以下ストーム)の那珂川1日ツアー(初心者向け)である。
カヌーって、夏だけじゃないの? と思っている方もいるだろうが、決してそんなことはない。ストームでは予約さえ入れれば1年中ツアーを楽しむことができ、秋や冬向けのイベントも用意している。
鮭の遡上が始まる10月中旬には、鮭遡上サーモンウォッチングツアーを開催する。川下りを楽しみながら、鮭の遡上や産卵する姿を眺めることができるツアーだ。
冬季の1月には、茨城県の冬の味覚のひとつ「いちご」とのコラボレーション・ツアーがある。近隣の農園でいちご狩りを楽しんだあとに、カヌーで川を下るというものだ。
どの企画も、余すことなく茨城県の、そして、那珂川の自然を楽しめる内容になっている。
◆のんびりと、川面に浮かぶ
カヤックに乗って、ぷかぷかと川面に浮いているだけでも、気持ちがいい。普段の生活圏からそう遠く離れていない場所だというのに、非日常的な感覚に陥る。この感覚に病みつきになる人も多いという。
忙しない日常に疲れた時、何となく山に登りたくない時、とにかく退屈な時……。
そんな時は、カヌーに乗って川の流れに揺られながら、のんびりと川の旅を楽しめば、いつもと違った風景に出会えるはずだ。
《久米成佳》
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