「eスポーツの今」リアルと同じ、マインドとフィジカルを鍛える…馬場章教授 #1
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
●モータースポーツと同じように
「eスポーツはデジタルゲームを使って、プレイヤーの頭脳と技の優劣を戦う競技。日本では、デジタルゲームは『子どもの遊び』という固定観念や、『ゲーム脳』など、デジタルゲームのマイナス面が強調されてきたので、なかなかeスポーツが普及しなかった」
「自動車やバイクの運転技術や、スピードを競うモータースポーツが機械を使いこなして勝敗を決めるように、eスポーツは、コンピューターであるデジタルゲームを使いこなして、優劣を競うスポーツ。実は、ゲームプレイをやりきるためには、頭脳だけでなく、体力が必要であることも、ほかのスポーツと変わらない」
●マインドとフィジカルと
「一般にスポーツは、野球・サッカー・ラグビー・テニス・器械体操など、身体を使うフィジカルスポーツと、将棋・碁・チェスなどのマインドスポーツに分類される。われわれの研究室で、eスポーツの優れたプレイヤーと一般のプレイヤーを比較してみたところ、eスポーツプレイヤーは、動体視力や反射反応に優れ、物事の障害を早めに発見し、合理的かつ効率的に障害を乗り越えて目的を達成し、体力面でも優れていることがわかった」
「つまりeスポーツは、一般にマインドスポーツのひとつとされているが、体力も必要とするのでフィジカルスポーツの側面も持つ。他のスポーツと同様に、スポーツマンシップに則って戦い、そのためにマインドとフィジカルの双方を鍛えるのがeスポーツ」
馬場章教授は、日本におけるeスポーツの誕生から黎明期についても言及。「欧米や韓国など海外でブームとなっていたeスポーツが、いよいよ日本にも上陸。日本国内でも各種のeスポーツ大会か開催され多くの観衆を集め、インターネットによる中継も始まっている」とも話していた。
《大野雅人》
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