アーセナルは前半の早い時間帯から、ワトフォードの左サイドを切り崩すことに成功する。試合開始5分で先制に成功すると、前半のうちに追加点を奪った。後半も2得点を追加してワトフォードに付け入る隙を与えなかった。
この勝利についてアーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、「我々はうまくやった。FA杯でも同じようにコントロールしたが、あの試合ではゴールだけが足りなかった」と、今回の対戦ではチャンスを生かし切れたと喜んだ。
チャンスを生かせない試合が続き、シーズン終盤に大失速を見せたアーセナル。その一因にベンゲル監督は、「タイトルは決して簡単には獲れない。必死に努力することが必要だ。誰もがそのために努力している。我々は彼ら(レスター)よりも多くの大会を戦っている」と強豪クラブゆえの過密日程を挙げた。
「我々はワトフォード戦のあと、水曜日にバルセロナへ行って、それからエヴァートン戦だった。レスターと同じではない。外側からは簡単だと思われるが、勝ち点を稼ぐのは大変なものだ。どの試合でもしっかり仕事をすべきだが、最近の我々はチャンスを作っても生かせていなかった。その代償を支払わされた」
佳境を迎えたタイトルレースについては、「可能性がある限り最後まで戦う。我々がそれを達成できる唯一の方法は、自分たちのクオリティで試合をすることだ」と話したベンゲル監督。残り試合すべて勝ち、その上で結果待ちをしたい考えだ。
“We will fight until the end to have a chance.” Arsene Wenger on the title race https://t.co/H1gUIgmzt1 #AFCvWFC pic.twitter.com/t7mF7UgVVD
— Arsenal FC (@Arsenal) 2016年4月3日