【小さな山旅】鎌倉市・最高峰の山…神奈川県・大平山(2) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小さな山旅】鎌倉市・最高峰の山…神奈川県・大平山(2)

オピニオン コラム
大平山の頂上。家族連れなどで賑わっていた
大平山の頂上。家族連れなどで賑わっていた 全 7 枚 拡大写真
神奈川県・大平山の頂上に掲げられた看板には「海抜159.2M」、その左下に「鎌倉市最高地点」と書かれていた。「最高地点」とは、何とも誇らしげな響きである。

最高地点といえども、高さはたかだか159m。眺望はそれなりに良いが、やはりそれなりである。だが、大平山の最高地点の眺望の良さは、遠くの景色にあらず、近くの景色にこそあった。

頂上直下の広場では、家族連れがビニールシートを広げてランチを食べている。その光景を眺め、子どもの頃の遠足を思い出し、ノスタルジックな気分になった。近くでは缶蹴りなどを楽しんでいる姿が飛び込んでくる。

山の急斜面で缶蹴りをする子どもたちは、何ともタクマシイものである。缶蹴りで遊ぶ子どもたちを、岩場に座って微笑みながら眺める若い夫婦。これは、実にウラヤマシイ光景である。


展望台からの眺め

大平山の頂上から少しばかり下ると、茶屋がある。「峠乃茶屋」という木の看板が掲げられ、お茶やお菓子に軽食、ビールなどを販売していた。この茶屋も多くの客で賑わいを見せており、ひとりで訪れた筆者もウレシイ気分にさせてくれる(アルコールを摂取していたせいもあるが)。

そういえば…とビールを飲みながらふと思う。この山は小さい割には登山道がなかなかタノシイ。いっちょまえな雰囲気を持った道である。その雰囲気は、歩いていてどこかナツカシイ気持ちにさせてくれる。

という訳で、近くの景色がウツクシイのがこの山の魅力か。いや、そういう訳でもないようで、空気が澄んでいれば富士山も見えるし、そもそも太平洋の水面がキラキラと輝きマブシイくらい。

だが、それでは文章にまとまりがなくなってしまうから、やはりこの山は近くの光景がウツクシイということにしておこう。何ともシラジラシイ結論を出して、山を下るフテブテシイ筆者であった。

《久米成佳》

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