シニシャ・ミハイロビッチ監督の解任を経て、ミランはシーズン中盤の好調を支えた4-4-2から、再びシステムを不振だったシーズン序盤のものへ戻している。これによりミハイロビッチ政権で不動の右サイドハーフだった本田の扱いが大きく変わった。
トップ下のファーストチョイスはジャコモ・ボナベントゥーラ。その次はケヴィン=プリンス・ボアテング。本田は3番手以下というのが就任後2試合でブロッキ監督の示した序列だ。
ブロッキ監督はカルピ戦の前に行った会見で、「すべての選手にチャンスはある」と話していたが、ベンチメンバーの熱を下げないための発言と見るほうが適切だろう。
これで勝てるならサポーターも納得するが、ミランは決め手を欠きゴールが奪えない。この日はボナベントゥーラを1列下げ、ボアテングをトップ下に置いたブロッキ監督。だがそのボアテングが低調なパフォーマンスでブーイングを浴びる。
再び迷走し始めたミランにファンからは、「まったく希望が見えない」「愚かな選手選考」「監督じゃなくてベルルスコーニが選んでるんだろ」「会長が辞めない限り同じことの繰り返しだ」など批判が出ている。
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— AC Milan (@acmilan) 2016年4月21日