負ければ敗退が決まる敵地での試合。ウォリアーズは序盤からリードを奪われ苦しい展開が続いた。サンダーはケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルックを中心としたオフェンスが好調、ディフェンスでも何度もターンオーバーを決める。
一方のウォリアーズは、このピンチにクレイ・トンプソンが絶妙なシュートタッチを見せた。次々に3ポイントシュートを成功させ、一桁得点差でサンダーの背中を追い続ける。
味方の奮闘にステフィン・カリーも応える。残り4分を切ったところから連続で3ポイント成功、99-99の同点に追いつき試合を振り出しに戻した。
そしてトンプソンがプレイオフNBA新記録となる11本目の3ポイントを決め、ウォリアーズは残り1分35秒で104-101と逆転。昨季王者が見せた驚異的な粘りに焦りが生まれたか、このあとサンダーはボールを奪われるミスが続きリードを広げられてしまう。
試合時間48分間のうち、45分間はサンダーがリードし続けた。しかし、最後の3分間でウォリアーズの破壊力がすべてを引っ繰り返して、シリーズ対戦成績も3勝3敗のタイに戻した。
試合後にトンプソンは、第4クォーター開始前にカリーから「お前の時間だ。ショーを見せてやれ」と言われ、その言葉で奮い立ちアグレッシブに攻めていったと話した。
逆転勝利に沸く観客席へ両手の指を7本立てて、第7戦の開催を宣言したカリー。本拠地で大逆転突破なるか。