今年の台風は少なめ…「インド洋の高温」「ラニーニャ現象」が原因
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台風発生が遅れている理由としては、「インド洋の海面水温が平年より高温だから」とのこと。これにより、フィリピンの東海上で太平洋高気圧が強まり、例年より積乱雲が発生しにくくなっているのが原因だ。さらに、インド洋の高温傾向は続く見込みだ。
また、太平洋赤道域では夏に「ラニーニャ現象」が発生する可能性が高まっているという。「ラニーニャ現象」は、太平洋赤道付近の海域(ハワイ諸島の南の赤道域~ガラパゴス諸島)で、海面水温が平年よりも5度程度低くなる現象を指す(逆に高くなるのは「エルニーニョ現象」)。
エルニーニョ現象の終息後にラニーニャ現象が発生した年は、台風発生数が平年より少ない傾向があり、今シーズンがそれに当たる。過去の同様の年は、平年なら26個の台風が、21個程度になっている。そのため、ウェザーニューズでは、今年の台風発生数は少なめになると予測している。
なお、発生数は少なくても、接近・上陸する台風自体の数が多めになることもあるし、個々の台風の威力や被害範囲はさまざまだ。災害についてはつねに注意してほしい。
今年の台風は少なめ……「インド洋の高温」「ラニーニャ現象」が原因
《赤坂薫@RBBTODAY》
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