前半から何度もチャンスを作ったのはイングランド。ラヒーム・スターリングがスピードを生かして、左サイドを幾度となく突破していく。だが中で待つハリー・ケインに決定的なクロスは通らず、前半を0-0で折り返した。
攻めながらゴールネットを揺らせない時間が続くイングランド。その間にロシアも前半のロングボールを多用した攻めから、ショートパスを有効に使う戦術へ切り替えリズムをつかみ始めた。
苦しい状況で待望の先制点が生まれたのは後半28分、エリック・ディアーがFKを直接決める。ついにリードを奪ったイングランド。これが決勝点になると思われた。だが後半47分、ロシアはバシリ・ベレズツキが決めて試合を振り出しに戻す。
このまま終了してイングランドは勝ち点3を逃した。
目前で勝ちを逃したイングランドにサッカーファンからは、「油断したわけではないんだろうけど、勝負は最後まで分からないってことだね」「これがイングランドって感じの勝負弱さ」「逃げ切る試合でウィルシャーを投入した謎采配」「良くも悪くもイングランドらしい試合展開だった」「ホジソン監督は決勝までの道のりを考えてルーニー温存したかったんだろうけど、逃げ切りを考えたらウィルシャー投入はない」などの声が寄せられている。
イングランド代表のロイ・ホジソン監督は試合について、「負けたような感じがしている」と終了間際の失点を悔やんだ。
RESULT
— UEFA EURO 2016 (@UEFAEURO) 2016年6月11日
England 1-1 Russia#ENGRUS pic.twitter.com/hU9xkitwzo