3Dプリンター製の自動運転バス「Olli」登場…IBMの人工知能「Watson」搭載
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■自動運転バス「Olli」のスペック
「Olli」の乗車定員は12名。車体には、30以上のセンサーが搭載され、周囲の状況が把握できるようになっている。
センサーから収集された情報は学習に用いられ、運転がさらに上達するよう、プログラミングされている。IBMの人工知能「Watson」が搭載されている点も特徴で、乗客は走行中、「Watson」に質問を投げかけることができる。「Olli」は一体どうやって動いているのか、どこへ向かうのか、運転の際にどうやって意思決定を行っているのかなどといった一見難解な質問にも、自然なコミュニケーションで対応するという。
「Watson」は添乗員(バスガイド)のような役割を果たすことも可能で、時に周辺でオススメのレストランや、公園、観光名所を案内してくれる。
これほどまでに高性能であるにも関わらず、3Dプリンターでの部品出力そして組み立てなど、製造時間はたった10時間というのだから驚きだ。
■ワシントンで試験走行を開始!テストエリアは順次拡大予定
「自動運転」という技術そのものには、まだ法的な問題やその正確性など、実用化への壁が存在するが、「Olli」は現地時間16日に、ワシントンで公道試験が開始されたほか、2016年後半には、マイアミ・デイド郡やラスベガスでの試験走行が実現する見込み。今後については、ドイツ・ベルリンやデンマーク・コペンハーゲンといった米国以外での試験走行も実現の可能性が高いとされている。
Local Motorsは今後、世界各地に製造拠点を建設し、「Olli」を量産していく見込みである。
IBMの人工知能「Watson」を搭載!3Dプリンター製の自動運転バス「Olli」登場
《Tsujimura@RBBTODAY》
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