「たくさん子どもの頃には夢があった。パン屋や、ケーキ屋になることも。そのなかにオリンピックという目標があって、もっとも衝撃を与えてくれた大きなものだった。ひとつ叶ったけれど、子どもの頃はまだたくさんの夢をもってたかもな、と思いました」と荒川さん。今の夢について続ける。
「プロとしてスケートリンクの上で演技をしているので、スケートは楽しいということをひとりでも多くの方に伝えたいし、スケート靴を脱ぐ日まで、やっててよかったなと思えるまで頑張りたい。最後の日をどう迎えるかも大きな夢になる」
「あとは子供を立派に育てたいし、夢を応援したい。子どもの子どもを抱きたい。おばあちゃんになることも夢のひとつですね。生活のあちこちに、いくつも夢はもてるんだなぁと思い出しました」
荒川さんは全国の女性に対して、夢を見ることの大切さについてメッセージを発信した。
「夢は人生のどの時点からでも持ち始められるし、見つけられるものだと思う。夢を見つけてそれに向かって頑張ることで毎日生き生きと過ごせることが毎日の幸せにつながる。一歩を色々なことに踏み出してみることも大切だと思います」