すでに2連勝でグループ首位通過が決まっているイタリア。メンバーを大きく入れ替え臨んだ試合では、アイルランドの気迫あふれるプレーに押され前半から攻め込まれる。それでも伝統の堅い守りで得点は許さず前半をスコアレスで折り返した。
後半に入ってもイタリアはチャンスを作り出せない。一方のアイルランドも攻めてはいるが堅守を崩せず、試合は0-0のまま後半40分に近づく。残り時間が少なくなったところでアイルランドは、ウェズ・フーラハンがゴール前にクロス。このボールがロビー・ブレイディの頭にピンポイントで合わさり、アイルランドが劇的なゴールでEURO初のグループステージ突破を決めた。
アイルランドの勝利にサッカーファンからは、「おめでとう。今大会は古豪の復活、初出場国の健闘もあって面白い」「アイスランド、アイルランド、ハンガリー、ポーランドあたりが上がってきたのは嬉しい」「アイルランドの気迫よかった」「イギリス&アイルランド勢4つ全部決勝T進出ってつええええ」などの声が寄せられている。
アイルランドは決勝トーナメント1回戦で開催国のフランスと対戦する。アイルランド対フランスといえば、2010年のFIFAワールドカップ予選プレーオフが思い起こされる。
延長13分にフランスはティエリ・アンリのハンドが見落とされたところからゴール。通算ゴール数で勝ち越して本大会出場を決めた。このプレーは両国間で大きな問題となり、当時のフランス大統領ニコラ・サルコジ氏が謝罪する事件に発展している。
因縁の対決は日本時間6月26日22時キックオフ予定。