【THE SPIKE】イチローが不世出のスーパースターである10の理由 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE SPIKE】イチローが不世出のスーパースターである10の理由

オピニオン コラム

イチロー 参考画像(2016年5月15日)
イチロー 参考画像(2016年5月15日) 全 7 枚 拡大写真
日米通算4257安打を6月15日に放ち、これまでピート・ローズが保持していたメジャー通算4256安打の記録を塗り替えたマイアミ・マーリンズのイチロー。メジャーでの10年連続200本安打やシーズン最多安打記録に加え、偉大なる記録がまたひとつ加わった。

6月29日現在、メジャー通算3000安打まであと14本に迫っている。2016年シーズンに入りマルチ安打を重ね、四球も増えたイチロー。現地メディアは改めてイチローの偉大さを特集するなど、世界一の安打製造機に対して熱い視線が注がれている。

なぜイチローはこれほどまでにスゴいのか。
イチローとはどういう人物なのか。

プレーの面はもちろん、いくつかの切り口で人間・イチローを考察してみる。


イチロー (c) Getty Images

1.打撃の概念を覆した
「イチローは打撃の概念を覆した男」。そう評したのは、かつてプロ野球史上唯一となる3度の三冠王を達成した落合博満氏だ。

「いい打者というのは、自分のポイントまでボールを引き付けて打つ。だから自分の狙っているところへボールが来ないのなら無理に追いかけることはしない」と語る。ただ、イチローは違うという。「自分のポイントにボールが来なくても、ボールを追いかけていってヒットにしてしまう。そんなバッターは今までいなかった」と高く評価していた。

イチローがメジャーに行く前、「メジャーにもイチローよりスゴいバッターはいない」と落合氏は断言していた。今、イチローは落合氏の予言通りにメジャー最高峰のバッターとなった。


イチロー (c) Getty Images

2.衰えぬ走力
2月にMLB公式サイトは、2015年シーズンにおける両リーグ打者の「打席から一塁までの平均タイム」を掲載。イチローは昨季、41歳ながらも5位にランクインした。1位はオークランド・アスレチックスのビリー・バーンズの3秒85。5位のイチローは3秒98だ。

これは驚異的としか言いようがない。今季、1番打者としてマルチ安打を幾度となく記録しているイチロー。今でもメジャー屈指のリードオフマンだ。


イチロー (c) Getty Images

3.全米を震撼させたレーザービーム
右翼から繰り出す、まるでレーザービームのような返球。オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)在籍時からイチローの強肩はメジャーでも通用すると言われていたが、メジャーにデビューした当時、全米がイチローの強肩に驚愕した。

2001年4月、イチローがメジャーデビューしたシーズン。オークランド・アスレチックス戦で三塁に向かって走る走者を矢のような送球で刺した。この試合を見ていた解説者リック・リズ氏が「レーザービーム」と発言したことをきっかけとし、その呼び名が定着していった。

4.驚異の守備力「エリア51」
「エリア51」とは米軍基地の愛称。厳重な警備で守られていることで知られるが実態は明らかになっていない。イチローが長年在籍したシアトル・マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドのライトの守備位置は「エリア51」と呼ばれていた。どんな打球でも捕球してしまう、完璧で神秘性すら感じるイチローの守備とその範囲は聖域として崇められているほどだった。

時にはフェンスの最上部によじのぼり、絶妙なタイミングでホームランボールをキャッチ。その軽快かつ無駄のない動きは忍者ともスパイダーマンとも呼ばれていた。ライトに打球が飛んだ瞬間、それはアウトがひとつ増えることを意味していた。


イチロー (c) Getty Images

5.大ケガとは無縁
これだけの記録を打ち立てるには、長年レギュラーで試合に出続けなければならない。イチローは大きなケガとは無縁であり、ケガをしないように普段からの自己管理を徹底している。

どの選手よりも早く球場に入り念入りにストレッチをし、試合中でも守備の合間に体を常に意識的に動かしている。また、腰に負担がかかるとして、クラブハウスではやわらかいソファには座らずにパイプいすに座る。ヘッドスライディングやダイビングキャッチは決してしない。徹底した自己管理がイチローの大記録を支えている。


イチロー (c) Getty Images


【イチローが不世出のスーパースターである理由…10選 続く】
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《浜田哲男》

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