為末大「写真はメッセージ」…ゲッティイメージズ写真家はオリンピックでロボットカメラに期待
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
●為末大もカメラマンに!ゲッティイメージズが写真教室を開催
プリティ氏はリオデジャネイロ五輪で「ロボットカメラ」に期待を寄せている。
「私が一番が楽しみにしているのは、競泳などで水中から撮れるロボットカメラ。いままではカメラをセットしたら、その位置からしか撮影できなかった。今回は360度回ることができる。レンズが前後左右に動いていろんな角度から写真が撮れるのが楽しみです。360度カメラがあることで、ゴールとアスリートの間には何も立ちはだからない。まるでほかのアスリートと同じ視点から撮影ができる」
1998年にゲッティイメージズに入社したプリティ氏は初めて撮った五輪は、オーストラリアで開催された2000年のシドニー大会だった。以降、現場で撮り続けている。
「オリンピックはやはりアスリートとしてもカメラマンとしても最高峰のイベント。それを自分が取材できるのは大きな励みになるし、2週間半ノンストップで一日16時間働き続けて予想外のことも起きるし、そのなかで感動を与えられる瞬間がすごく楽しみです」
そう語るプリティ氏だが、選手としても五輪での写真はやはり特別なのだろうか?
2000年シドニー大会、2004年アテネ大会、2008年北京大会と三度の大舞台を経験した為末さんは、「オリンピックというのは完全に自分を客観的に見る目がなくなっている」と語る。
「集中しているのだけど、そんな自分がどういう風に見えているのか。動画と静止画の一番違うところは、動画はありのままを映す感じだけど、静止画のほうはフォトグラファーがどういう意図でそこを切り取るか、というのが入る。そこがすごく選手からすると、ここを切り取ったんだ、というのがある」
「たとえば僕は(シドニー)オリンピックで転倒してるんだけど、新聞が使った写真が転んだ瞬間じゃなくて、転んで立ち上がって走ろうとした瞬間だった。どっちの写真を使うかってメッセージじゃないですかね。動画はなかなか切り取れない。そこが選手からしてみると感じるところがあります」
一瞬だけを止めて残す写真。リオデジャネイロ五輪でもプリティ氏をはじめ、世界中から集まったフォトグラファーたちが歴史的な一枚のためにシャッターを切るのだろう。
《五味渕秀行》
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