目にはUVカットサングラスをかける。 私は偏光レンズの濃いブルーグレーのオーバーサングラスを利用している。 ただし、太陽のまぶしさが和らぐのは良いのだが、サイクルコンピューターやスマートフォン、それに腕時計の文字盤がとても見難いなどウィークポイントがある。
そこで今回見つけたアイテムは、カーメイトが発売した『メニラクV（ビュー）』だ。工業用特殊ポリカーボネート製のサングラスで、これはメガネの上に挟み込むクリップオンタイプだ。 もともとはクルマのドライバー向けに開発された製品。
カーメイトの『メニラクV（ビュー）』
私の場合、弱い近視と乱視のために眼鏡をかけているので、クリップオンタイプは都合がよい。 メニラクVは簡単に跳ね上げられるので、補給のためにコンビニや食堂に入った時にも便利だ。 重量も15gしかない。メガネの高さと幅にあうように3サイズが展開。
メニラクVは、まず液晶ディスプレイが見やすい。 サイクルコンピューターなども明るくクッキリと見える！濃い色のサングラスを着けていると、昼間でもちょっと日陰に入ると液晶パネル全体が黒っぽくなりほとんど読めないのだが、それがまったくない。 これはありがたい。最大のメリットだろう。
次に99％UVをカットすることがうれしい。以前テレビで、目から入る紫外線の刺激で脳がメラニン色素を作らせてしまう…と言うのを見た。なので、目も大切だと思った次第。
跳ね上げ式で使わない時には便利
さらに、色の濃いサングラスは瞳孔が大きく開いてしまうので、やはり紫外線を取り込みやすい。その点メニラクVはイエローグラスなので、瞳孔が閉まり紫外線も取り込みにくいメリットがある。
またレンズに採用されている工業用特殊ポリカーボネイトだが、半導体製造ラインには紫外線で感光させる工程があり、ここで不要な紫外線を当てないように照明設備として利用されているものだ。それを知って信頼性を持ったのだ。
レンズは撥水コート、マルチコート、ハードコートで工業用特殊ポリカーボネイトを挟む両面3層コーティングの7層構造になっている。
それでは実際に使ってみよう。
●昼間編
濃い色のサングラスと違い、とても明るく感じる。最初はなんとなく全体にまぶしい雰囲気すらあるが、慣れてくる。
メニラクVを通すと景色が明るくなる
一番のメリットはサイクルコンピューターなどの液晶パネルがとても見やすいこと。これには大満足だ。濃いサングラスではほとんど読めなかった。 ただし、木々のグリーンの色がくすんだ緑になりちょっと違和感があるのは否めないが…。
液晶ディスプレイも見やすい
濃い色だと液晶ディスプレイがやや見えにくい
●雨天編
これは良い！鉛のようなどんよりとした景色が、パッと明るく見えて気分が良い。
ぜひオススメしたい。
●夜間編
これも雨天同様、明るく感じるので気分的にラクだ。対向車のヘッドライトも柔らかく感じる。とは言えヘッドライトを直視するとやはりまぶしいのは否めないが…。
●まとめ
射撃のシューティンググラスもイエローのものが多い。コントラストが向上し、ブルーライトもカットするからだ。
サイクリストにとってのメリットとして、
1）紫外線対策
2）液晶パネルが見やすい
3）夜間や雨天が明るく感じられ気分が良い
この3点が挙げられる。
価格は1万2800円（税抜き）と高級サングラスに属するが、目のことを考えたUVカット性能を思うとリーズナブルな設定だろう。
協力（製品提供）：カーメイト
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メニラクVは3種類のサイズ展開 画像提供：カーメイト
