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MTBダウンヒル「クップドュジャポン」やまぐち十種ヶ峰国際…井本はじめが優勝

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ロックセクションでジャンプを見せた井本はじめに観客は盛り上がった
ロックセクションでジャンプを見せた井本はじめに観客は盛り上がった 全 11 枚 拡大写真
MTBのダウンヒルレース、Coupe du Japon(クップドュジャポン)2016やまぐち十種ヶ峰国際DHIが9月3日・4日に、山口市の阿東十種ヶ峰スキー場特設コースで開催された。

■タイムドセッション

近年は西日本で日本自転車競技連盟(JCF)主催によるダウンヒル国内シリーズの開催がなく、山口県では今年が初開催だ。参戦する選手たちは初めてみる会場を探りながら慎重に練習する様子が見られた。

選手を苦しませたのは中盤にさしかかるロックセクションのポイントだ。岩のないエスケープルートも併設されてるが、直線で最短のルートを走りたいライダーは迷わず進み、メカトラブルや落車を避けてエスケープルートを進むライダーと別れた。

公式練習中、簡単にいかないロックセクションをダートジャンプする井本はじめ(SRAM /Santacruz)のスタイルに観客は沸き立ち、目が点になるほどであった。予選順位を決めるタイムドセッションでもそのスタイルは変わらず果敢に攻め、トップタイムを刻んだ。

■決勝

レース当日は西日本に台風が接近し、当日のスケジュール変更になり、決勝は正午前に早まった。そのため公式練習の時間が短くなった。練習の時間が短くても、ゴールからスタート地点まで12分に1便の搬送は選手から好評で、そのおかげで充分練習してからレースに挑むことができた。

迎えた決勝、6月に開催されたダウンヒルシリーズ初戦となった十種ヶ峰WOOD PARKで準優勝した阿藤寛(Acciarpone bikes)は今回も会場との相性を見せつけ、暫定2位に躍り出る。

予選トップの井本はロックセクションでダートジャンプ。その走りに「ジャンプはじめ」と呼ぶ観客もいた。MTBになじみのない観客も沸かせる走りを披露し、トップタイムを刻み、井本が見事優勝を果たした。

女子は海外招待選手のTSAICHILing(台湾)が勝利した。

■男子エリート リザルト
1位 井本はじめ(SRAM/Santacruz)
2位 井手川直樹(AKIFACTORY/Strider )
3位 阿藤寛(Acciarponebikes)

■女子エリート リザルト
1位 TSAI Chi Ling(台湾)       
2位 中川弘佳(Lovespo.com)     
3位 富田敬子(Acciarponebikes)   

《上水流晋》

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