【オビナタの世界放浪記】ブラジル最大級のスラム街「ホシーニャ」に行ってみた…盗電のオンパレード | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【オビナタの世界放浪記】ブラジル最大級のスラム街「ホシーニャ」に行ってみた…盗電のオンパレード

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【オビナタの世界放浪記】ブラジル最大級のスラム街「ホシーニャ」に行ってみた…盗電のオンパレード
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貧富の差が激しいブラジル。至る所に「ファベーラ」と呼ばれるスラム街が存在する。

ガイドによると定かではないが、一説には1000程度のファベーラがブラジルにはあり、人口の25パーセントがそこに暮らしているという。(正確な人数は現在も把握できておらず、調査よりもさらに多くの人々がファベーラにはいるのではないかと囁かれている)




丘の斜面に、モザイク状に散りばめられた小さな屋根がひしめいている。ここファベーラも場所によっては警察による大規模介入があるなど、治安も徐々に安定してきている。

上からみたファベーラ。 - Spherical Image - RICOH THETA



ファベーラの中には、マイケル・ジャクソンがPV撮影を行った場所などもある。僕は今回リオ最大級のファベーラ、「ホシーニャ」地区を巡るツアーに参加した。

給水車が定期的に来て、各家庭の貯水タンクに水を入れるが、電気は有料という話。誰もが無料で電気を利用しようと、無断で各家庭に電線を引っ張っている。凄まじい電線の密集具合。




住民の足となるモータータクシー。




「ホシーニャはなんでも揃う。ここで暮らすのに困ることはあまりない。ホシーニャから一歩も出ずに暮らしている人も大勢いる」

そう陽気に語ったガイドだが、大通りから細道に入ると声色を変えた。雰囲気が一変したのがこちら側にもすぐわかった。

「カメラをしまえ。ここは麻薬組織のエリア。違法な薬物が取引されるエリアだ」

鋭くツアー客に言い放ったガイド。子供たちが笑いながら駆け抜けていた大通りを少し外れるだけで、無法者たちの溜まり場へと変化する。これが、全てを飲み込むブラジルのファベーラか。

ファベーラ、ホシーニャの大通り。 - Spherical Image - RICOH THETA



1000もの数があるファベーラの中で、ツアーで巡ることができるここ「ホシーニャ」は安定したファベーラであることは間違いない。しかし、とは言ってもこれもファベーラのひとつ。全体的には思っていたよりも発展していたが、やはり法律ではない何かが支配している雰囲気が確かにあった。




これもブラジルの現実。興味のある人は訪れてみるといい。ただ、ツアーなしで巡るのはやめよう。単独でファベーラを訪れ、銃で撃たれたアメリカ人がいるという話も聞いた。


《大日方航》

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