今シーズンを振り返り田中は、「最後の2試合は登板することは出来なかったけど、それまではローテーションを守ることが出来ました。しかし、投球内容もそうですし・そしてチームもプレーオフ進出を逃してしまったので、悔しい想いがあります。とりあえず少しの間ゆっくりします。。。」と投稿した。
今日で2016年シーズンが終わりを迎えました。
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2016年10月3日
今シーズンも沢山のご声援いただき、本当にありがとうございました。
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2016年10月3日
最後の2試合は登板することは出来なかったけど、それまではローテーションを守ることが出来ました。
しかし、投球内容もそうですし・そしてチームもプレーオフ進出を逃してしまったので、悔しい想いがあります。
とりあえず少しの間ゆっくりします。。。
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2016年10月3日
期待された田中の最優秀防御率賞獲得だが、最終登板となった9月21日のレイズ戦で浴びた4本塁打が響き逃している。受賞したのは防御率3.00のアーロン・サンチェス(トロント・ブルージェイズ)。田中は防御率3.07でアメリカン・リーグ3位だった。
初のメジャー個人タイトルこそ逃した田中だが、シーズン終盤に見せた安定感は重箱の隅をつつくニューヨークメディアも黙らせた。今シーズンのヤンキースで規定投球回に達した先発投手は田中(199.2回)、C.C. サバシア(179.2回)、マイケル・ピネダ(175.2回)の3名しかおらず、そのうち勝ち越した(14勝4敗)のが田中しかいなかったことを考えても、ローテーションの柱として十分な働きは果たしたと言える。
もし田中がいなければ、ヤンキースが見せた終盤の追い上げはなかっただろう。
根強く噂されていた右ヒジの不安も払拭。目標としていた200イニングこそ届かなかったが、長期間の離脱がなく1年を通してローテーション守り通したのは来シーズンに向けても好材料。
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田中将大 (c) Getty Images
一方で課題もある。最たるものが試合序盤に快投を見せながら、中盤まるでエアポケットに落ちたかのように打たれ出し、連打が止まらなくなる姿だ。六回までは小器用に試合を作りクオリティ・スタートも達成するが、七回以降まで投げた試合は意外と多くない。そのあたりも200イニングに届かなかった要因だ。大一番を不安なく任される絶対的な存在になるためには、克服していかなければいけない。
来シーズンのヤンキース投手陣は、サバシアも復調の気配を見せたとはいえ、年齢や故障歴を考えると契約が不透明。田中には一層エースの働きが求められる。