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【THE SPIKE】侍ジャパン、熾烈を極める正二塁手争い…WBCへ向けて

オピニオン コラム
山田哲人 参考画像(2015年11月8日)
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■スペシャリストの存在

一発勝負の続く国際大会。犠打や盗塁など、ここ一番で勝負をかけるためのスペシャリストの存在は心強い。複数のポジションをこなせるユーティリティープレイヤーの選抜も重要になる。過去でいえば、宮本慎也(元ヤクルト)や松井稼頭央(楽天)、井端あたりになるか。第2回WBCでは、代走の片岡治大(巨人)がここ一番で盗塁を決めた。

スペシャリストという観点でみれば、今季リーグ優勝を果たした日本ハムにおいて、地味ながらもそつなく仕事をこなし、チームの快進撃を陰で支えた中島卓也相応しい。今季は62個の犠打を決め、今宮健太(ソフトバンク)のパ・リーグ記録に並んだ。

犠打数は2015年の34個から約2倍。日本ハムは今季、怒涛の15連勝を記録したが、中島の連勝中の犠打数は8。得点圏に走者を進める中島の働きは、連勝の大きな原動力となっていた。また、2015年は盗塁王を獲得しており、今季の盗塁も23個。足が使えるという点も大きな魅力だ。

ちなみに中島は2014年には二塁手として、2015年と今季は遊撃手として、規定試合数に到達しており、スローイングの正確性にも定評がある。また、三塁手としての経験も持ち併せており、チームにいれば非常に心強い存在となるだろう。プレミア12でも代表メンバー入りしていたが、今季の活躍を見れば、再び選ばれる可能性は十分にある。

WBCでの世界王者奪回は至上命題。ハイレベルな正二塁手争いはもちろん、6~8名の登録が想定される内野陣をどういった陣容でかためるのか。経験豊かなベテランが入り込むのか、スペシャリストと呼べる選手は選出されるのか。小久保監督率いる首脳陣の戦術と、それに基づいた選手選考に注目していきたい。
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《浜田哲男》

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