侍ジャパン、鈴木誠也や岡田俊哉ら新戦力が活躍…強化試合第1戦
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
打線は意図の見えない淡泊な攻撃でつながらず、投手陣も大きくて滑るWBC公式球のアジャストに苦しんだ。投打を通じて、ほとんど良いところがなく終わったと言っても過言ではない。そんな中、侍ジャパン初招集となった新戦力がきらりと光る活躍を見せた。
まずは、この試合で8番右翼で先発出場を果たした鈴木誠也外野手(広島東洋)。守備ではヒット性の鋭い当たりを正確な打球判断でスライディングし、軽快にさばいた。また、8回裏の好機では、一時は1点差に詰め寄る適時二塁打を放ち、攻守で存在感をアピールした。
そして、もう一人が岡田俊哉投手(中日)。今季中継ぎとして57試合に登板したセットアッパーのスペシャリストは、山崎康晃投手(横浜DeNA)の乱調により、急遽1死満塁のピンチで登板。侍ジャパン初となるマウンドが絶対絶命の場面だったが、わずか2球で併殺打に打ち取り、ピンチを切り抜けた。完全に火がついていたメキシコ打線を飄々とした投球で抑え、涼しい表情でベンチに戻る姿には頼もしさを感じた。
一方、9回表にマウンドに上がった山崎は1死しか奪えず、5安打3失点の乱調だった。決め球のツーシームもことごとく初見のメキシコ代表の各打者に見極められていた。本来のリードした場面での登板ではなかったにせよ、侍ジャパンの守護神として考えた時に大きな不安を残した。また、2番手で登板した千賀滉大投手(福岡ソフトバンク)は、決め球のフォークの制球に苦しむ場面が散見された。
強化試合は残り3試合。首脳陣には戦術面の確認、起用する選手、さまざまな見極めとその後の判断が求められる。
《浜田哲男》
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