2年ぶりのクラブ世界一を目指すレアル。各国代表の主力クラスをそろえたスター軍団はテンポが速く、多彩な攻撃を見せる。立ち上がりの鹿島は守備で苦労させられた。前半9分にはこぼれ球をカリム・ベンゼマに蹴り込まれ先制を許す。
しかし、ここから鹿島が奮闘を見せた。しっかりとした守備からチームを立て直し、再三のピンチにもGK曽ヶ端準が好セーブ。そして前半44分に柴崎岳のゴールで追いつき、前半を1-1で終えることに成功する。
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柴崎岳 参考画像
(c) Getty Images
さらに鹿島は後半7分、柴崎がエリア外から相手DFを振り切って左足のシュート。GKケイラー・ナバスの手が届かないコースに決まってリードを奪った。
後半15分にクリスティアーノ・ロナウドがPKを決めて同点に追いつかれ、延長でもロナウドに2ゴールを許し鹿島は力尽きた。だが、日本に鹿島ありを強くアピールする一戦だった。
試合後のピッチ上でインタビューを受けた石井正忠監督は、「レアル・マドリード相手に自分たちの戦い方をしっかりした。120分戦ってくれた選手たちに感謝の気持ちでいっぱいです」と選手たちを称えた。
【12/18 vsレアル・マドリード】#antlers 試合終了。2-4で敗戦。しかし、皆さん、今日もともに戦ってくださって、本当にありがとうございました!次は天皇杯です!https://t.co/VqxCjninWU #ClubWC #cwc pic.twitter.com/Jnt3iAmSjh
— 鹿島アントラーズ 公式 (@atlrs_official) 2016年12月18日
レアルから一時リードを奪うなどした鹿島にファンからは、「素晴らしい試合だった。引かなかったことが結果的に良かった」「まさかレアルも120分戦わされるとは思ってなかっただろ」「2点を決めた柴崎とロナウドを1対1で止めた昌子が印象的だった」「レアルに負けて悔しいと思えるチームになったんです。そんな鹿島アントラーズを、僕らサポーターは誇りに思います!」などの声が寄せられている。