チーム打率が全参加チーム中1位のプエルトリコ、2位のオランダの対戦とあって点の取り合いを予想する声も多かった試合。その期待に違わず初回はオランダがウラディミール・バレンティンの2ランで先制し、プエルトリコもカルロス・コレアの2ランで追いつく。
だが、その後は両チームとも1点を追加するがブルペン陣が踏ん張る。オランダは九回裏にクローザーのケンリー・ジャンセンを投入。圧巻の投球で流れを引き寄せようとするが、対するプエルトリコも十回にエドウィン・ディアスが登板。三者連続三振で対抗する。
延長十一回で規定によりタイブレークが始まった試合は、先行のオランダが先頭打者の送りバントで1アウトニ、三塁とするが、満塁策を取られたあとクルト・スミスが併殺に倒れ無得点。
対して後攻のプエルトリコはヤディアー・モリーナがバントを成功させ、同じく満塁策を取ったオランダのルーク・ファンミルからエディ・ロサリオがセンターへの犠牲フライ。オランダの中堅手ジュリクソン・プロファーは内外野こなせるユーティリティとして、ここまで外野守備をそつなくこなしてきたが最後の最後で本職の外野手ではない脆さと若さが出たか。ホームへの送球で力んで逸してしまった。
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— MLB (@MLB) 2017年3月21日
この試合に野球ファンからは、「好勝負は許すが勝たせはしないプエルトリコの懐の深さ」「やはりプエルトリコは粘り強いね」「バレンティン。この悔しさはスワローズで晴らすんだ」「すべては初回、モリーナのプレーで決まってた気がする」「プエルトリコの繋げようっていう野球すごく好きだな」「前回大会で敗れたプエルトリコへの挑戦権をかけ、完全アウェイでアメリカと試合するとか侍ジャパン熱いな」などの声が寄せられている。