日本はエース・菅野智之投手（巨人）が降りしきる雨の中、先発マウンドに上がる。初回は中田翔内野手（日本ハム）がスタンドに入りそうなファウルフライを候補するなど3者凡退で無難な立ち上がりを見せる。
一方、アメリカの先発は昨季メジャー16勝の技巧派右腕・ロアーク投手。1回裏、日本は山田哲人内野手（ヤクルト）が死球で出塁し、菊池涼介内野手（広島）が犠打を決めて1死二塁の好機を作るも、青木宣親外野手（アストロズ）と筒香嘉智外野手（DeNA）が凡退し好機を逸する。
菅野は、続く2回表も150kmの直球と多彩な変化球を駆使し、昨季41発のアレナド内野手から空振り三振を奪うなど3者凡退に抑えると、3回表はポージー捕手に安打を浴びるなど2死三塁のピンチを招くも、キンズラー内野手をカットボールで内野ゴロにしとめてホームを踏ませない。
日本は3回裏、山田が二盗を決めて2死二塁の好機を作るも、菊池が内野ゴロで凡退。ロアーク投手の低めを丁寧につく投球をなかなか打ち崩せない。
迎えた4回表、イエリチ外野手の当たりがイレギュラーし名手・菊池が後逸。その後、2死一、二塁の場面でマカチャン外野手に適時打を浴びて先制を許した。
その後、アメリカの継投の前になかなか走者を出せない重苦しい雰囲気の中で迎えた6回裏、菊池がライトスタンドにエラーを帳消しにする同点のソロ本塁打を放った。
All tied up!
— WBC Baseball (@WBCBaseball) 2017年3月22日
Ryosuke Kikuchi ties the game up with a solo homer! #WBC2017 pic.twitter.com/GXDsDRAzDK
