【高校野球2017夏】野球は2アウトからを体現した明豊と神村学園、天国と地獄が交錯した十二回
スポーツ
短信

十二回表に1アウト満塁からスクイズを失敗した神村学園。ところが2アウトで後藤拓真がセーフティスクイズ。予想外の攻撃に慌てた相手が悪送球する間にランナー全員還り3点を勝ち越した。
勝利に大きく前進した神村学園は十二回裏も簡単に2アウトを取る。勝負は決したかに思われた。しかし、松谷尚斗がヒットで出塁したところから、本当のドラマが始まった。1アウトでも取られれば終わりの場面から明豊の攻撃がつながる。相手投手の暴投で1点を返してなおも二、三塁。管大和が同点の2点適時打を放って追いついた。
興奮した様子で「最高でした」と決勝の一打を振り返る管。その前までの打席で4打数1安打に抑えられていたので、チームの役に立てたと貴重な同点打を喜んだ。
「センターを意識して素直に打っていこうと思って、しっかりバットを振って逆方向に飛んでいったので良かったです。人生に何度かしかない良い場面だと思うので、とても嬉しく思っています」
その後も終わらない明豊の攻撃。2アウト満塁で打席に入ったのは、この試合3安打の3番・浜田太貴。フルカウントから見送った6球目はボール。サヨナラの押し出し四球だった。
あまりにも劇的な幕切れに「9回からドラマが待ち受けていましたね。これぞ高校野球!」「両チームにとっても、高校野球ファンにとっても忘れられない試合になった」「5-1から追いつかれ十二回に3点勝ち越された明豊。よく諦めなかった」「押し出しのサヨナラは見ているほうもつらい」「最後のボールは際どかった。誰も悪くない。諦めないことの大事さを高校生に教わりました」などの声が寄せられている。
《岩藤健》
≫貴重な水着ショットも披露!「もはや高校生には見えない」大人っぽい池江璃花子、沖縄・石垣島の海を満喫
≫ケンブリッジ飛鳥と滝沢カレンが似てる?リオ五輪時から密かに話題だった
≫レアル所属・中井卓大ってどんな選手?…「リアルキャプテン翼」と呼ばれた少年時代