スポーツ行動認識AIとIoTボールを活用した「アスリート育成支援システム」を開発
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「アスリート育成支援システム」は、スポーツ選手をスマートフォンなどのカメラで撮影した映像から、手や足の指先を含む骨格点65点の動きを認識するスポーツ行動認識AIと、センサー内蔵型ボールからスマートフォンで取得したデータを活用してアスリートを育成・支援するシステムだ。選手の技術向上に役立てることができる。
フォームや身体の使い方の認識・分析に加え、アクロディアが開発したセンサー内蔵型ボールを使い、ボールの速度や回転数、回転軸などのデータと競技者の動きを組み合わせ、競技者の動きがボールに与える影響なども分析できる。フォームの改善点などをアドバイスすることが可能になっている。
まず、カメラ映像から選手の大まかな骨格、目や鼻の位置17点を認識。次に17点の骨格の位置から、手の指関節42点、足の指関節6点を認識することで全身の骨格合計65点を抽出し、リアルタイムにフォームや身体の使い方を正確に解析する。センシングボールは、普段通りの投球や競技を行うだけでボールの挙動を数値化。スマートフォンでデータをリアルタイムに確認できる。また、5G時代を踏まえたテクニカルデータの公開・共有が可能となっている。
今回のシステム開発に伴い、「TECHNICAL PITCH」に続くアスリーテック対応デバイスとして、センサー内蔵型サッカーボールをアクロディアが開発した他、スポーツIoTプラットフォーム「athle:tech(アスリーテック)」の提供とスポーツテックサービスをアクロディアとKDDIが開始している。
KDDI、KDDI総合研究所、アクロディアは今後、5G時代を見据えて、アスリートを全般的にサポートする情報提供が可能な環境の整備や、アスリート育成支援システムのアスリーテックへの導入検討を進めていく。
《美坂柚木》
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