【GARMIN eTrex 30xJ インプレ前編】普及機でも新機能搭載で山歩きでの実用性向上 10枚目の写真・画像

ウェアラブル

GARMIN eTrex 30xJ

丸みを帯びた本体は上位モデルのオレゴンに近いテイスト。eTrexの初期モデルはややおもちゃっぽい質感だったが、この最新モデルは高級感がある

右上のクリックスティックがデザイン上でもポイントになっている。

裏面はオプションのカラビナクリップを取り付けられる形状になっている。これはGARMINのハンディGPSに共通の仕様だ。

単三電池を使用していることもあり、横から見ると厚みがかなりあるのがわかる。左側面にはアップボタン、ダウンボタン、メニューボタンがある。

右側面にはバックボタンと電源ボタンがある。

操作系の要となるクリックスティック。一見するとスティックに見えないが、よく見ると長いスティックが本体奥に取り付けられており、先端が少し突出している構造だ。

本体裏にある金具を90度回転すると、裏蓋を取り外すことができる。

電源は単三電池2本。ニッケル水素、あるいはリチウム電池が推奨されている。

電池を外すとマイクロSDスロットがある。カードを置いてふたをかぶせるような構造だが、これもGARMINのハンディGPSでは共通の仕様だ。

本体裏の上部にあるゴムのふたを外すと、USBの端子がある。パソコンに軌跡データなどを保存するために使うもので、充電池を入れていてもUSBで充電することはできない。

付属の1/20万 日本全国地図はこんな感じだ。水色のラインは移動軌跡。

地図を拡大表示していくと、スカスカの表示になってしまう。これはナビ機能を使っているところで、赤いラインがルートを示している。

山岳地帯ではこのように地形を立体的に描画する。

山岳地帯でズームアップすると等高線が表示される。

本機の特徴である気圧高度計による高度のグラフ。

高度グラフ画面でメニューを出し、「プロットタイプ変更」を選ぶと別のデータを表示することができる。

プロットタイプから「気圧」を選ぶことで、高度の代わりに気圧のグラフを表示できる。もう少し簡単な操作で気圧を表示できるようにしてほしいところだ。

気圧については「設定」にも設定項目があり「常時記録」を有効にしておくことで電源を切っていても気圧の測定、記録ができる。

気圧の変動のグラフ。雨が降り出したときに表示してみると、やはり気圧は下がっていた。

もう一つの本機の特徴である電子コンパス。コンパスのほかに4つのデータを同時に表示することができる。

様々なデータを1画面に表示するトリップコンピュータ。太陽の代わりにコンパスを表示することも可能だ。

平均位置測定機能を使うと、非常に少ない誤差で現在地を測位することができる。

GPSの衛星の受信状況。これはGPSとみちびきだけを受信しているときの画面。

設定でグロナスを有効にするとこのような画面になる。グロナスを有効にすると位置精度は高まるがバッテリー寿命は短くなる。

GARMINのデバイスのほとんどは、同社のアクションカメラであるVIRBのリモコンとして使うことができるようになっている。

カーナビとして使うことができ、このようにジャンルによる目的地検索も可能。ソフトウエアの制限で画面が小さかったり音声案内がなかったりするが、ソフトウエアは本格的なカーナビと同等だ。

カレンダーとともに、日の出、日の入り、月の出、月の入りを表示できる。

ストップウォッチや電卓といった小道具的な機能も搭載している。

GARMINの配布するフリーソフトのベースキャンプで本機のデータを管理することもできる。