【ツール・ド・フランス14】新城は逃げを許可されてチャレンジするが成功せず
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
シャンパーニュ地方が舞台となった第7ステージは日本でも有名な高級シャンパンの本社近くをスタートし、麦畑が広がる丘陵地帯を走る234.5kmのレース。スタート直後からのアタック合戦でチームメイトのアレクサンドロ・ピショを含む6人の逃げが形成され、メイン集団は2~3分のタイム差をキープしながらレースを進めた。
レースが動いたのは200km過ぎ。集団が逃げる6選手との差を35秒にまでに詰めると、2013年のツール・デュ・リムザンで新城と総合優勝争いをして、新城の2連覇をはばんだイアムサイクリングのエルミンガーが逃げの集団から飛び出す。それに反応した1人とともに集団からさらに逃げ続けた。
しかし、最後は集団に吸収され集団ゴールスプリントへ。ラスト4kmの緩やかな上りで落車が発生し、集団は分裂。さらにゴール300mでも先頭を行く選手のすぐ後ろで落車という混乱のゴールスプリントを制したのはマッテオ・トレンティン(オメガファルマ・クイックステップ)。2位のピーテル・サガンとの差はわずか1.5cmだった。
落車を回避し、3分39秒遅れの93位でゴールした新城は、「今日は逃げることを許され、チャレンジしたがピピッシュ(ピショ)が逃げに入ったので、ピエールの援護に徹した」とゴール後に語った。
「序盤は雨がチラついたり、路面が濡れてたけど、終盤になるにつれて太陽も顔を出し、やっと暖かくなった。このまま晴れが続いてくれたらいいのだけど。この後休養日までの3日間は大事なステージばかり。調子も悪くないのでしっかり仕事をしたいと思う」
せっかくシャンパーニュ地方に来たのにシャンパンを味わえなかったのが残念だったという。
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