【THE REAL】変幻自在のドリブラー、20歳のMF関根貴大が浦和レッズにもたらす勝利への化学変化 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE REAL】変幻自在のドリブラー、20歳のMF関根貴大が浦和レッズにもたらす勝利への化学変化

オピニオン コラム
関根貴大 参考画像(2014年)(c)Getty Images
関根貴大 参考画像(2014年)(c)Getty Images 全 2 枚 拡大写真
ここ数年のJリーグにおいて、こんな言葉を見聞きする機会が多くなった。

ミラーゲーム――。

ピッチ上の両チームが、同じフォーメーションで対戦している試合に対する呼称だ。文字通り「鏡映し」になるため、必然的に敵味方が1対1でマッチアップする場面が増える。

8月16日に埼玉スタジアムで行われた、セカンドステージ第7節の浦和レッズ対湘南ベルマーレ。ともに「3‐4‐2‐1」を掲げる両チームの激突は、システム上ではミラーゲームとして定義される。

前線から積極的にハイプレスをかけ、ショートカウンターを仕掛けるベルマーレ。怒涛の圧力を巧みにかわし、縦パスやサイドチェンジから局面打開を狙うレッズ。両チームの戦い方は異なるが、それでも必ずどこかで1対1が生まれる。

当然のことながら、1対1を制した側が優位に立ち、後塵を拝せばピンチに陥る。鏡に「ヒビ」を入れる絶好のポイントが右ワイドにあると見たレッズは、先発陣の最年少、20歳の関根貴大へ意図的にボールを集めた。

関根の対面、つまりベルマーレの左ワイドに配置されるのは菊池大介。前への推進力に長ける背番号「10」の体に搭載される、スプリントを繰り返せる無尽蔵のスタミナをチョウ・キジェ監督はこう評したことがある。

「ヨーロッパでも十分に通用すると思っている」

菊池を止めるにはどうすればいいのか。関根は強い意志を抱いてキックオフの笛を聞いた。

「前へどんどん飛び出してくる選手だけど、その意味で逆に守備の部分がウイークポイントになると、試合前のミーティングから話をしていた。前半から自分のリズムで何度か思い切りよく仕掛けられたので、その流れで90分間を通して主導権を握ることができた。自分もどちらかと言えば攻撃のほうが得意なタイプなので、1対1で主導権を握ることは常に意識している」

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《藤江直人》

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