【THE ATHLETE】世界が興奮!ラグビー日本代表の大金星、ラストワンプレーで大逆転を遂げた強い心
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
日本は逆転のトライに向けリスタートする。スクラムでは南アフリカと互角に押し合い、切れ目のない攻撃は敵陣深くまで続いた。インゴールまで残りわずかになったところで、日本は13人のモールを組んで南アフリカを押し込む。こんなのは見たことがない、とラグビーファンを驚かせる、勝利に向けた執念のプレーだった。だがトライは認められず、日本ボールでリスタート。
残り時間わずかで南アフリカが反則を犯し、今度は日本に「キックかトライか」の選択が委ねられる。南アフリカ相手なら引き分けでも歴史に残る大事件。だが日本は確実な引き分けより、逆転トライでの勝利だけを目指した。相手FWが反則でひとり少なくなっていたのもある。その前のスクラムで押し負けていなかったことで、今度もいけるかもしれないという思いもあった。
すでに時間は40分を過ぎていた。ミスをすればその場で試合が終わる。日本はボールを失わないよう、慎重に攻撃を組み立てながら数メートル先のインゴールを目指す。
右サイドへ展開しながら突破を試みるが、相手の防衛ラインが堅く抜けられない。それならばと日本はパスをつなぎ、逆サイドへ大きく展開する。ボールを持ったアマナキ・レレイ・マフィに南アフリカは引きつけられた。大柄な相手に当たり負けしていなかったマフィの脅威が、瞬間的に南アフリカの守備に穴を開ける。
さらにマフィは外のヘスケスにパスを出す。全速力で突っ込んできたヘスケスは、そのままインゴールに飛び込んだ。
日本だけでなく、現地の実況も「行け!」と後押しする奇跡の逆転トライだった。会場の周辺で見ていた海外のファンも、自分たちは信じられない瞬間に立ち会ったと狂喜乱舞する。
勝負所で一歩退いてしまった南アフリカに対し、最後まで強い気持ちを譲らなかった日本。ブレイブブロッサムズの勇ましい気持ちが歴史を作った。
《岩藤健》
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