前節でインテルは敵地でサンプドリアと対戦。1-1のドローで終わり、5勝1分け1敗の2位。首位のフィオレンティーナに勝ち点差2をつけられ、今節はホームで3試合ぶりの勝利を目指します。今季苦戦を強いられているもののようやく本来の調子を取り戻しつつある王者ユベントスは前節のボローニャ戦に続く連勝で弾みをつけたいところです。
試合はホームのインテルペースでスタート。29分、左サイドのショートコーナーからMFマルセロ・ブロゾヴィッチが右足でシュート。カーブのかかったシュートはGKジャンルイジ・ブッフォンがなんとか手に当ててクロスバーを直撃となりました。そのままスコアレスで後半へ。
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インテル対ユベントスはスコアレスドロー
後半は、立ち上がりの47分にユベントスのFWシモーネ・ザザが前線でボールを奪うとMFフアン・クアドラードがシュート。こちらもGKサミール・ハンダノヴィッチが辛くもセーブしゴールならず。その後もユベントスはクアドラードの突破などで果敢にゴールを狙うも先制点を奪うことはできず、そのまま0-0のスコアレスドローで試合は終了となりました。
試合後ユベントスのブッフォンは上位陣との勝ち点差について言及し、今後の巻き返しには時間がかかるものの「3月には上位を狙うために順位を上げたい」と意欲をのぞかせました。
今季のインテルは50年ぶりとなる開幕5連勝と好調なスタート。チームの得点は8試合で8点と決して多くはありませんが、着実な勝利をものにしています。セリアAでの順位こそASローマと同率の3位と落としてはいますが、次節アウェーでのパレルモ戦で勝点3をとり上位をキープしたいところです。
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長友佑都
しかし、こうしたチームの流れに反して、長友はユベントス戦も出場はなし。今季でインテルとの契約が満了となるため夏の市場での去就が話題となりましたが、クラブ間合意には至らず残留。夏に加わったDFアレックス・テレスに加えDFドドーも長期離脱から復帰となり、サイドバックのボジション争いはますます激化しています。今季はリーグ戦1試合の出場にとどまっており、それもわずか10分ほど。日本代表としてプレイし続けるためにも、出場機会を求めての移籍の可能性は高いとおもわれます。
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