【THE INSIDE】春のセンバツ、代表校はどこ?各地区を早読み予想 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE INSIDE】春のセンバツ、代表校はどこ?各地区を早読み予想

オピニオン コラム
敦賀気比・山崎颯一郎
敦賀気比・山崎颯一郎 全 9 枚 拡大写真
野球ファンの間では、春のセンバツでどこが選ばれるか話題となっている時期。今年のセンバツ代表校を北から予想してみた。

各チームは当面の春季大会が目標となっている。ただ、2015年秋季大会で好成績を残してセンバツ代表の可能性があるチームは一足早くチーム作りを進める。年が明けて、春の甲子園がより具体的に見えてくるのではないだろうか。また、ボーダーラインにあるチームは、1月29日の代表決定日まで気が気でない日々を過ごしていく。

■北海道・東北地区

北海道大会を制したのは札幌第一で、この代表は確実であろう。準決勝では駒大苫小牧に1-0、決勝では北海道栄に2-1といずれもロースコアで下しているあたり、守りの手堅さがうかがえる。明治神宮大会では関東一に打ち勝ち、打撃力もあることを示した。

エースの上出拓真は4点を失ったものの、東京代表に勝てたことで自信をつけたのではないだろうか。アーチ形で二段重ねの胸文字のユニホームも春の甲子園に生えそうだ。


札幌第一のユニホーム

二校枠の東北地区だが、決勝は青森県のライバル同士で戦われた。5-0で快勝した青森山田は確実として、ふたつ目の枠は準優勝の八戸学院光星(旧光星学院)、もしくは準決勝で青森山田に1-5で敗れた盛岡大附が地域制で選ばれるか。

ただ、青森県大会では八戸学院光星が準決勝で青森山田を5-3で下して優勝している。青森山田は3位決定戦で青森北に勝ち東北地区大会に進出、そこからはい上がってきたのだ。

盛岡大附は岩手県大会を盤石の強さで優勝し、東北地区大会でも優勝候補の一角とされていた。身長189cmの井上涼平と伊藤勇貴によるバッテリーの評価も高いが、最終的には青森県初の二校選出となるだろうか。

■関東・東京地区

関東・東京地区は、例年六校目が関東地区と東京都準優勝との争いとなるが、今年もそんな構図だ。まず確実なのは、関東地区では優勝の木更津総合、準優勝の常総学院。さらに準決勝で木更津総合に0-2で敗れた東海大甲府、常総学院に0-4で敗れた桐生一。地域制からみても4県バランスよく分かれている。

そして、東京都大会を2年ぶりに制した関東一は昨夏に続いての出場となる。夏のメンバーがほとんど入れ替わった中で、東京大会を制したのは立派だった。

以上の五校は確実と言えるが、六校目のイスは関東地区の花咲徳栄と東京都の二松学舎の争いになりそうだ。一昨夏と昨春に甲子園実績のある大江竜聖と今村大輝のバッテリーに主将の三口英斗がいる二松学舎のチーム力は高い。

昨夏も甲子園を経験し、優勝した東海大相模と好試合を演じている花咲徳栄のエース左腕高橋昂也の評価も高い。甲乙つけがたいところだが、最終的には準々決勝で木更津総合の早川隆久と高橋が投手戦を演じた花咲徳栄が選ばれそうだ。


花咲徳栄の応援団

■東海・北信越地区

ともに二校枠の東海・北信越地区。東海地区はベスト4に三重県勢の三校が残ったが、最終的には3位校ながら県1位の海星を準決勝で下して準優勝したいなべ総合学園が、東海地区優勝の東邦とともに選出となるか。

東邦はエースで四番、主将でもある藤嶋健人が三足のわらじを履くチームの大黒柱だ。森田泰弘監督も「それだけの選手だから、負担はないはず」と太鼓判を押している。明治神宮大会では本塁打を連発、投げても九州代表の秀岳館を抑え込んだ。甲子園でさらに注目度が高まりそうだ。

北信越地区は福井県勢同士の決勝となったが、昨年のセンバツ覇者敦賀気比が力を示して優勝。明治神宮大会でも準優勝している。県大会も決勝で敦賀気比に敗れている福井工大福井と、ベスト4に残った長野商と佐久長聖を加えた争いか。

ただ、直接対決となった準決勝で、福井工大福井が11-6で長野県大会1位の長野商を下している。地域制よりは地区大会の実績が評価され、2013年以来の福井県二校選出となるかもしれない。

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《手束仁》

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