●プロ野球史上初!オールスター体験型イベント…DeNAベイスターズが開催
横浜DeNAベイスターズの池田純社長が同イベントのヒントを得たのは、NFLのチャンピオンチームを決める優勝決定戦「スーパーボウル」だ。スーパーボウルは単なるスポーツイベントの域を超え、米国文化の重要な一部分として国民に親しまれている。
スーパーボウルの開催地では、付帯イベントとして「NFLエクスペリエンス」が開催の何日も前から開かれている。ここではNFLをモチーフにしたゲームなどを体験することができる。これに刺激を受けた。
DeNAベイスターズのオールスター体験イベント…企画のヒントはスーパーボウル pic.twitter.com/XmwObi7u2w
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年6月14日
オールスターでも、このような体験型イベントが開催できないかと考えたのだ。球団の運営会社を買収し、球場一体となった経営が行えるようになったDeNAベイスターズ。野球の試合以外の場所でのエンターテインメントを提供することを池田社長は強く望んでいる。今回は買収後、最初の大々的なイベントになる。
「今回の横浜に8年ぶりにやってくるオールスターを、横浜市民の方々が楽しめるようにしたいと思った。野球が大好きな方はより一層体験イベントでオールスターに触れ楽しむことができるようになり、結果としてインターネットやテレビでの視聴人口も増えると思う」
ライブで試合を観るという価値を向上させるためにも、テレビやインターネットで観戦する人の裾野を広げるためにも、「エクスペリエンス」という施策が必要だと池田社長は感じている。
懸念はコストの問題だ。池田社長によると数千万円程度がイベントの開催には必要となる。
「今回のイベントで儲けるつもりはないが、トントンくらいにはもっていきたい。どういう形で収益を上げるかは考えてたし、今も考えている最中です」