フェデラー復活へ、サンプラスも期待「テニス界が必要としている」
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
ケガからの完全復活を目指すフェデラーは、ペラにブレークチャンスを1度も与えなかったが、自身も9度のブレークチャンスで成功させたのは1度のみ。第1、第2セットはタイブレークまでもつれた。
ウィンブルドンで史上最多8度目の優勝を目指すフェデラーに、同じく7度の優勝経験を持つピート・サンプラス氏も期待している。
「いまのロジャー・フェデラーにとって重要なのは体調を万全に整えることだろう。年齢を重ね背中を痛めてしまうと、安定してプレーすることは難しい。身体を大きく捻るテニス選手にとって背中は重要だ。彼が万全の体調で試合に臨めることを願う。テニス界にはロジャーが必要だ」
サンプラス氏とフェデラーは2001年のウィンブルドン4回戦で対戦している。過去8年間で7度の優勝を誇っていたサンプラス氏だが、この試合ではフルセットの末にフェデラーが勝利。スターへの階段を駆け上がるきっかけになった。
「ロジャーとの対戦は難しい試合だった。私は当時31歳でキャリアの終盤だったが、ロジャーはデビューから間もなかった。私は第5セットを落とし、フルセットの末に敗れた」
サンプラス氏は笑みを浮かべ、懐かしそうに激闘を振り返った。
「彼はとても若かったがポテンシャルは明らかだった。ストロークとパワーが印象に残っている。結果的に素晴らしい選手に成長したが、当時の私にとってはつらい敗戦だった」
《岩藤健》
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