この試合では七回のピンチにドジャースがクローザーのケンリー・ジャンセンを登板させ、九回途中からは2日前に先発したクレイトン・カーショウを抑えに持ってきた。
負けたら終わりのポストシーズンならではな継投だが、まさかの起用は現役選手も驚かせた。ニューヨーク・ヤンキースの田中将大はツイッターで、「カーショウ投げるのかっっっ!?!?」と登板に向けて準備する姿に反応し、1死一、二塁の場面を無失点で抑えたあとには「すげっっっ」とつぶやいた。
カーショウ投げるのかっっっ!?!?
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2016年10月14日
すげっっっ
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2016年10月14日
また、田中は2回1/3を無失点に抑えたジャンセンに対しても、「これだけ投げて踏ん張ったジャンセンも凄い」と賞賛している。
これだけ投げて踏ん張ったジャンセンも凄い
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2016年10月14日
田中のツイッターにはファンから、「これぞ大エース!!」「2013年思い出しました」「カーショー投げますね、鉄人ですな」「一試合前に投げたエースが後がない試合で抑える。数年前を思い出しますね」「2013年に日本一を決めた時を思い出したんじゃないですか?」などのコメントが寄せられている。
多くのファンが思い出すのは2013年の日本シリーズ。田中は王手をかけて臨んだ第6戦に先発するも、4失点で負け投手になりレギュラーシーズンから続けてきた無敗が途絶えた。だが翌日の第7戦で最終回に登板、打者5人を無失点に抑え日本一の胴上げ投手になっている。