【ヒッキーのスポーツながら見】貫き続けた強さ――ウォリアーズ対キャバリアーズのプレイオフファイナル第5、6戦 4ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ヒッキーのスポーツながら見】貫き続けた強さ――ウォリアーズ対キャバリアーズのプレイオフファイナル第5、6戦

オピニオン コラム
ステファン・カリー(左)とアンドレ・イグドラ(2015年6月16日)
ステファン・カリー(左)とアンドレ・イグドラ(2015年6月16日) 全 8 枚 拡大写真
第5、6戦はいずれもウォリアーズのアーリーオフェンス、パスを有効に使ってのチームオフェンスという特長が際立つ戦いとなりました。一方のキャバリアーズはウォリアーズに対して様々に戦術を変えつつも、止めることはできませんでした。終わってみれば、ウォリアーズはシーズン当初からまったく変わらない安定した戦いで、NBAファイナルまで制してしまいました。

それを達成したのがヘッドコーチ1年目のスティーブ・カーというところに、驚きを禁じ得ません。NBAはつねに進化し続ける舞台ではありますが、ウォリアーズの見せた安定した強さはその変化を鮮烈に見せつけてくれました。

ウォリアーズの強さは認めるものの、プレイオフはシーズンとは違います。どこかで壁にぶつかり、さらなる成長を見せて優勝を勝ち取れるチームになると高をくくっていました。ですが、ウォリアーズはそんな予想に反して、レブロン率いるキャバリアーズを前にしても安定感を崩さずに40年ぶりの優勝を手に入れてしまったのです。アウェイでの戦いとなった第6戦も、ホームのキャバリアーズよりもずっと落ち着き払った試合を展開しました。


ゴールデンステート・ウォリアーズがプレイオフファイナルを制す

その戦いぶりはまるで、コートの上に立てばいつでもどこでも同じようなパフォーマンスを見せられると強い自信を持っているかのように見えました。その安定感を前にキャバリアーズは自ら崩れ、あるいは反撃しても相手は崩れず、どこか拍子抜けするような敗北を喫してしまいました。

シーズンを通じて貫き続けた強さを、当然のごとくウォリアーズが見せたようでした。史上初の2戦連続オーバータイム突入という激戦で幕を開けたNBAファイナルも、幕引きは想像以上にあっさりとしたものでした。そこからは、またNBAが変わっていく予感を抱かずにはいられません。

本来ならば熱戦の余韻に浸りたいところですが、NBAファイナルを観終わって抱いたのは来シーズンへの期待でした。ウォリアーズの戦い、強さを受けて、来シーズンのNBAがどんな姿を見せるのか、楽しみでなりません。
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《ヒッキー》

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