【THE REAL】川崎フロンターレで輝きを放つ小さな将軍…大島僚太が手倉森ジャパンにもたらす新たな武器
オピニオン
コラム

アルビレックス戦は大黒柱の中村を欠いて臨む、今シーズンで2度目のリーグ戦だった。最初は6月18日のアビスパ福岡戦。最下位を相手に引き分けたフロンターレは首位から陥落し、結果としてファーストステージ優勝を鹿島アントラーズにさらわれている。
しかも、腰を痛めて一時的に離脱した前回とは異なり、中村は復帰まで3週間から4週間が必要と診断されている。必然的に飛び交った“憲剛ロス”なる言葉を、大島は苦笑いしながら否定する。
「それを言われると、気持ち的にうんざりするんですよ。たまたまファーストステージの福岡戦は引き分けに終わってしまいましたけど、みんな勝つためにやっているので」
託された背番号「10」とともに芽生えた、フロンターレを背負っていく責任感が「うんざり」という言葉に凝縮されていたのだろう。加えて、アルビレックス戦で先制点を許した原因は自分にあったと大島は振り返る。
「僕が横パスを通させちゃいましたし、その後に落とされたボールに対するプレッシャーも甘かったので」
右サイドを攻め上がった松原が送った横パスが、逆サイドにいたFW山崎亮平にわたるまでの数秒間。ほんのわずかだったが、傍観者になってしまった自分自身を大島は責めた。
スライディングすれば届いたかもしれない。そんな悔恨の念が、山崎が落としたボールに走り込んできた野津田への対応も遅らせてしまったのだろう。左利きの野津田に万全な体勢でシュートを打たせ、ゴールを割られてしまった責任をも一身に背負った。
何が起こったのかとスタジアムをあ然とさせ、次の瞬間、熱狂と興奮の渦に巻き込んだ同点ゴールが生まれたのはわずか3分後。自分がフロンターレを引っ張る――決意と覚悟が込められた一撃だった。
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《藤江直人》
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