【THE REAL】川崎フロンターレで輝きを放つ小さな将軍…大島僚太が手倉森ジャパンにもたらす新たな武器
オピニオン
コラム

◆7月18日午後7時、ジュビロ磐田戦
敵地ヤマハスタジアムで18日午後7時にキックオフを迎えるジュビロ磐田戦を最後に、大島はMF原川力とともにフロンターレを離れ、リオデジャネイロでの戦いに専念する。
ホームでの最後の一戦とったアルビレックス戦のキックオフ前には花束が贈呈され、チームカラーのサックスブルーで染まったゴール裏にはこんな横断幕が掲げられた。
「リオから笑顔を!! 熱い戦いを魅せてくれ 川崎の日本代表!!」
チームを留守にするのは最大で5試合。セカンドステージを制し、チャンピオンシップでチーム悲願の初タイトルとなる年間王者を目指しているからこそ、大島は「勝ちたい」と何度も口にする。
アルビレックス戦は後半に入って再びリードを奪われたが、39分に大島を起点とした攻撃でオウンゴールを誘発。同点に追いついた勢いに乗って、4分間が表示されたアディショナルタイムの最後に決まった小林の劇的なゴールで逆転勝ちを収めた。
無傷の3連勝でセカンドステージだけでなく、年間総合順位でも1位をキープした。最高の置き土産を残してリオデジャネイロへ飛び立ちたいからこそ、大島はアルビレックス戦後にこんな言葉を残している。
「次のジュビロに勝たないと気持ちよくいけないので。絶対に勝ちたいと思います」
決してじょう舌にならないところは、昨シーズンまでと変わらない。それでもピッチのうえで放つ存在感と頼もしさ、そして貪欲にゴールにからんでいく姿勢は「将軍」という言葉をほうふつとさせる。
◆「堂々とプレーしている」が「殻がむけたわけじゃない」
体のサイズやプレースタイルから、スペイン代表やリーガ・エスパニョーラの強豪バルセロナを長くけん引してきた、シャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタをもダブらせる。
「本当だよね。堂々とプレーしているからね」
大久保は笑顔を浮かべながら、こんな言葉をつけ加えることも忘れなかった。
「だけど、まだ殻がむけたわけじゃないからね。まだまだ“そこそこ”の選手だから。繰り返すけど、やらなきゃいけないと自分で思っているところがいいよね」
もちろん、大島自身も現状に満足などしていない。大久保の厳しい檄を当然のことと受け止めているのだろう。アルビレックス戦後には、反省の言葉を口にすることも忘れなかった。
「ハーフタイムにオニさん(鬼木達コーチ)から“どんどん打っていけ”と言われたのに、後半に入ってクロスを選択してキーパーにキャッチされたシーンもあったので。あそこでシュートを打たなかった自分を、悔やんでいる部分もあります」
上手いだけでなく、相手に怖さを与えられる選手へ。リオデジャネイロ行きをかけた戦いで味わわされた悔しさを触媒として、大島はいままさにメンタル面で飛躍的な成長を遂げている。その過程で迎える4年に一度の祭典でも、必ず手倉森ジャパンに新たな力をもたらすはずだ。
《藤江直人》
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