◆楠本保昭和初期に「世紀の剛球投手」といわれ、上半身と腕力だけで投げ、夏の甲子園で史上初の全員奪三振や、ノーヒットノーランなど、幾つもの金字塔を打ち立てた。失点はエラー絡みのものが多く、打ち込まれた場面はほとんどなかった。対戦した打者は「生涯で最強の球」と評した。